持ち込み禁止について

持ち込みとは?

写真撮影やビデオ撮影のみでなく、司会やドレス、引き出物にいたるまで結婚式場で取り扱うほぼほとんどの商品が対象になります。

通常はプランナーに勧められるまま必要な商品を購入しますが、会場の商品を購入せず直接おふたりが手配したり購入することです。

なぜ持ち込み禁止になるの?

ホテルや結婚式場のほぼ全ての商品は下請け業者が用意し間接的にお客様へサービスを提供します。

会場側は業者に業務や責任をふることが出来、かつ商品上代の30%~60%リベートを受け取ることが出来ます。

業者側は協賛金(保証金)を支払うことで専属契約を結び、継続かつ安定して仕事を受注することが出来ます。

結婚式場では毎回同じサービスを提供することが望ましく、ミス、トラブル無く円滑に挙式披露宴を終えることが一番大事です。

そのためには毎回同じスタッフメンバーで毎回同じサービスを提供するほうが一番安全であり間違いありません。

持込を認めることで外部の業者が入られるとこのバランスが崩れ安定したサービスが提供できないというのがひとつの理由です。

もうひとつの理由がお金が入らないからです。

20万円のエンドロールが売れたとします。会場によってリベートの割合は違いますが半分収める場合は10万円が会場に入ります。

外部業者が入ることでこのお金が1円も入らないことになります、これが最大の理由だと思います。

また協賛金(保証金)を貰っている会場としては下請け業者に仕事を回さなければならないという責務も存在します。

こういった理由で会場が持ち込み禁止にしています。

持ち込み料って?

  • 持ち込み禁止して下請け業者に任せるとお金が入る
  • 持込を認めて外部業者に任せるとお金が入ってこない

この究極のジレンマを解決する為に折衷案として編み出されたのが持ち込み料です。

本来入る予定だったお金を持込を認める代わりにお客さんから徴収します。(勿論法的根拠はなく、会場側の都合100%です)

持ち込み料は会場によってマチマチです。

帝国ホテル大阪のようにカメラマン1人につき10万円というところもあれば1万円プラス消費税という会場もあります。

どうして会場に頼まず持ち込もうとするの?

日本国中どこを探しても持ち込み歓迎の会場は一件もありません。
なのに私や持ち込み業者が毎週土日祝日どこかの会場に行っているのはどうしてでしょう?

先ほど申し上げたリベートが含まれるため料金が当然割高になります。
エンドロールを例にすると20万円~30万円というところも珍しくありません。
いくら流行っているとはいえ5分程度の演出ビデオにこの金額は異常ともいえますね。

下請けであれば継続的、安定的に仕事が入ってきますので頑張っていいものをつくる必要がありません。
自由競争の原理がそもそも存在しません。(プランナーが全て断ってくれます)

お二人と会場側の考えていることは

  • 少しでも安くてより良いサービスを受けたい(予算があまり無いので少しでも安く、でも出来るだけいいものを)
  • 毎回同じメンバーで安心してサービスを提供したい、かつ売り上げも欲しい(値段は当然でありこれくらいが払えないのなら諦めて下さい)

前者は消費者であれば当然の心理ですね、会場側の思惑とまったく違うのがお分かりになると思います。

会場も商業目的ですのである程度売り上げも重要ですがあまりに実状とかけ離れているためトラブルの原因になりつつあります。

かなり酷い会場もある一方、良心的に認めてもらえる会場が最近では増えてきました。

持ち込み禁止の悪循環

  • 持ち込みを禁止する
  • 競争原理が働かずサービス品質の低下する
  • 持ち込み希望が増える
  • もっと持込を禁止する
  • もっと競争原理が働かずサービス品質の低下する
  • もっともっと持ち込み希望が増える
  • もっともっと持込を禁止する
  • もっともっと競争原理が働かずサービス品質の低下する
  • 以下無限に繰り返し

というふうに悪循環は繰り返されます。

これらを回避するにはサービス品質で勝負する料金をリーズナブルにするしかないと思いませんか?

なのにそこで勝負せず、違うところで努力する会場が余りに多いのに驚きます。

「違うところで努力する」とは

  • 持ち込み禁止トークを磨く
  • 外部業者には今まで撮らせた事が無いと言う
  • メイクシーンは外部業者は撮れないと言う
  • チャペルは席からしか撮れないのでいい絵が残らないと言う
  • 検討中のカップルには持ち込み禁止のことは聞かれても契約後にしか言わない、キャンセルできない段階で言う
  • 外部業者は連携がとれないのでちゃんとサービスが提供できるかは保証できないと言う
  • 専属業者が一番会場のことをわかっているので一番いいものが提供できると言う
  • 一切持ち込み禁止なので(撮影したことを)ブログ記事を削除するよう業者に電話する

他にもありますが努力をすればするほどもっと悪循環に嵌ります、勿論式場自体の信頼も下がります。

一番の不利益を被るのは結婚されるお二人だということは言うまでもありません。

持ち込み禁止は違法?

仮に皆さんがトヨタ車を購入したとしましょう。

付属商品であるカーナビはトヨタ製以外認めないとなればどう思われるでしょうか?

消費者にとって自由にカーナビを選ぶことは自由意志で決めることであり当然の権利であります。

車のディーラーではお勧めするだけで禁止にはしていませんよね(値引きやセールストークは勿論自由です)

これを守らないとれっきとした法令違反です。

一方的に消費者にとって不利な契約を強いることは消費者契約法10条および独禁法違反であります。

また公序良俗に反しているため契約書を交わしていたとしても持ち込み禁止条項や持込料の取り決めは無効になる可能性が極めて高いです。

無効である場合、払った金員は不当利得となるため返還請求権も発生する可能性があります。

ただ祝い事でもあるので裁判沙汰までにはならない事が多く、争われることは少ないです。

「お金を払ってすむのなら」、「プランナーさんとギクシャクしたくないから」、「それくらいならお父さんが何とか」、「一生に一度だし」等々

結婚式産業がご祝儀業界と言われるところですよね。

そんな部分に付けこんで当たり前のように金員を請求できる業界全体の体質があります。

勿論任意に払ったとしても法的に無効であり消費者に返還する義務が生じます。(一部埼玉県弁護士協会より引用させて頂きました)

お客様から頂戴したメール

実際にお持込させていただいたケースです、お客様より頂いたメールより記載します。

この記事を書くきっかけを作ってくれたメールです。

昨年は私たちの結婚式、披露宴にて素敵な映像を残してくださりありがとうございました。
映像の出来栄えに感動いたしました。

中略

ぜひ、○○○○で結婚式をお考えでビデオをお願いされた方がいらしゃいましたらカメラ撮影もおすすめしてください!
私たちはカメラ撮影は○○○○にお願いしたのですが驚くほどにびっくりなものでした。
K様のところにお写真が残っているのであれば買い取らせていただきたいほどです。
一生に一度、両家の両親が揃って『素晴らしいね』と所々にうつるK様に感謝しておりました。
ありがとうございました。

2016年1月 兵庫県K様

当日は撮って出しエンドロールとビデオ撮影を担当させて頂きました。
あえて○○○○と記載していますが有名なチェーン店の名前です。

当店ではエンドロールを受注したからといって写真撮影やビデオ撮影を勧める事(営業行為)はしていませんが
このケースでは写真撮影もお勧めすればよかったと後悔しています。

もともとは全て持ち込み禁止でした。

お二人諦めずに当店にご相談、ご依頼してくれたからこそ当店と比較してわかったお話です。

もし全部下請けに頼んでいたらクオリティの違いに気がつかなかったかも知れません。(全部同じ会社ですので)

この会場からブログ削除の依頼を良く受けます。

理由は持ち込み禁止しているのに撮影したことが載っていると営業しにくい、そうです。

勿論丁重にお断りしています。

こうした会場は結構あり、悲しく残念な限りです。

持ち込み禁止で後悔しないためには

会場選びの時点ではお二人にとってわからない事で説明もありません。

プランナーは出来ることは言いますが出来ないことは言ってくれません。

当日が近づいてきて商品が決まりだした頃に初めて説明を聞き知ることになります。

抗議しても契約書に書いてあります(もちろん口頭で説明はありません)と言われます。

出来るだけ契約前に確認して持ち込みたい旨を伝えて了解を得ておくことがベストです。

こういった情報はたいてい一生に一回のことでありご存知のカップルはほとんどいないのが現状です。

かたやプランナーは持ち込みをブロックするのがメインのお仕事です。

このギャップが問題であり、結婚式会場とのトラブルも急増しているらしくニュースでも良く見かけるようになりました。

知った後でもはっきり毅然と持ち込みに対する交渉をするべきです。

泣き寝入りや諦めが最もいけません

当店では持ち込みに関する相談も受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

 

 

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